応用倫理学の授業参考文献 2020 その2
倫理学a(応用倫理学入門)参考文献その2です。テーマごとに分けています。前半はこちら:応用倫理学の授業参考文献 2020 その1 - あいざわのブログ
【公衆衛生の倫理】時事ネタに引きつけて話したので、みなさん真剣に考えてくれました。
赤林朗、児玉聡編『入門・医療倫理III: 公衆衛生倫理』
公衆衛生倫理の教科書。教科書なので無機質な書きぶりだが、内容充実。
グレッグ・ボグナー他『誰の健康が優先されるのか : 医療資源の倫理学』
資源配分(の倫理)という見方を知ると、あらゆることが実は倫理問題だとわかりますね。
詫摩佳代『人類と病-国際政治から見る感染症と健康格差』
感染症と人類の歴史をコンパクトに見通せる。倫理学的には第4章「生活習慣病対策の難しさ」、第5章「『健康への権利』をめぐる闘い」が特に大事。
【ロボット倫理】
久木田水生・神崎宣次・佐々木拓『ロボットからの倫理学入門』
ロボット倫理周りの問題がコンパクトにまとまっていて便利。
石黒浩『最後の講義 1000年後のロボットと人間』
ロボットを作る側の視点を知る本。薄くて字も大きいのですぐ読めます。
ちょっと古いし、文章が読みにくいけれど、古典ということで。
山田卓生『私事と自己決定』
これも古典。図書館でめくってください。