応用倫理学の授業参考文献 2020 その1
以下、テーマごとに分けて紹介していますが、とにかくまずはこれを読んでほしい。
児玉聡『実践・倫理学』
【スポーツ倫理】
学生に一番人気でした。小レポートの熱量がすごくて、私も勉強になりました。
増田晶文『果てなき渇望 : ボディビルに憑かれた人々』
なぜドーピングしたくなるのか、アスリートの気持ちがわかる。
川谷茂樹『スポーツ倫理学講義』
マイケル・サンデル『完全な人間を目指さなくてもよい理由』
【動物倫理】動物倫理も人気でした。
伊勢田哲治、なつたか『マンガで学ぶ動物倫理』
漫画も面白いし、解説が充実。
枝廣淳子『アニマルウェルフェアとは何か 倫理的消費と食の安全』
「アニマルウェルフェア」 (動物福祉)というキーワードの入門書。薄いので、すぐ読めます。
ハロルド・ハーツォグ『ぼくらはそれでも肉を食う―人と動物の奇妙な関係』
ペットをかわいがりつつお肉を食べる私たちの営みについて考える。読み物として面白い。
ガチの倫理学入門。動物倫理というよりも倫理学を本腰入れて勉強したい方に。
【生命倫理】当初扱う予定でしたが、内容変更したため全然話せませんでした。興味ある方はこの辺りを読んで、自分で勉強してみてください。
児玉聡、なつたか『マンガで学ぶ生命倫理』
漫画+充実の解説。
松田純『安楽死・尊厳死の現在 : 最終段階の医療と自己決定』
最近話題の安楽死。海外事情も詳しく載っていて、考えるヒントがたくさんあります。ちょっと難しい書きぶりかも。
小林亜津子『はじめて学ぶ生命倫理 : 「いのち」は誰が決めるのか』
プリマー新書なので、とても読みやすい。
香川知晶『命は誰のものか』
生命倫理の歴史に関する解説が充実した入門書。