あいざわのブログ

学生向け記事と備忘録。

きちんとしたメールの書き方

一年生向けゼミでメールの書き方をレクチャーしました。動画も作ってみました(勤務先仕様。修行不足のため、長いです)。

きちんとしたメールの書き方

 

 *動画の内容のまとめ*

友達ではない人(大学教職員、就活で関わる人、社会に出てから仕事で関わる人=お世話になる人)にメールを送るときには、きちんとマナーをふまえて書く必要があります。マナーをふまえていないメールは、ちゃんと読まれない、ちゃんと対応してもらえない可能性が高いことを理解しましょう。

メールをやり取りする上で私が最低限守ってほしいと思っているのは以下の点です。すべてのマナーに通底するのは「相手を思いやる」という態度です。

(0-1) 少なくとも一日一回はメールチェックをする。返信は素早くする。
スマートフォンに転送設定する、またはスマホGmailアプリを入れて、TKUメールを少なくとも一日一回チェックしましょう。四六時中スマホをいじるのが当たり前の生活の中で、「メールを見ていませんでした」という言い訳は通用しません。

(0-2) TKUメールの送信者名を設定する。
TKUメールの送信者登録方法を参照し、自分の名前をメールに登録しましょう。名無しの権兵衛メールを送るのは失礼です。

(1) 用件がわかりやすい件名をつける。
仕事をしている人は毎日多くのメールを処理しなければなりません。何かわからないメールを相手にしている暇はない。件名のないメールはゴミ箱行きだと思ってください。処理を容易にするために、メールの内容がわかるような、具体的な件名をつけましょう。
例:「倫理学aの課題について質問」
  「会計PP選考についてお問い合わせ」

(2) 最初に宛名を書く。
メール本文の最初に、宛名を必ず書くこと。 例:相澤先生、**様、ご担当者様
名前を間違えるのは非常に失礼なので、送信前に必ず確認。たとえば、私の名字は「相澤」ですが、「相沢」と書いてくる人がいます。これはNG。

(3) メール本文に自己紹介を書く。
宛名を書いたら、次は自分が何者かを名乗りましょう。仕事をしている人、例えば教員は多くの学生を相手にしているので、どこの誰かを明らかにしてもらわないと返事のしようがありません。
例:倫理学aを受講している20B9999 東経太郎です。
  **大学一年の東経太郎と申します。

(4) 用件の後に心遣いの一言を入れたい。
忙しい時間を割いてあなたに対応してくれていることに心遣いの一言があると、印象がよくなります。
例:お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。
お手数おかけしますが、よろしくお願いいたします。

(5) 宛名で始めて署名(フルネーム)で終える。
メール末尾には必ず署名を書く。その際、名字だけでなくフルネームを書く方が丁寧な印象を与えます。ケチらず、フルネームを書きましょう。

(6) 友達でない人とのメールは、1.5往復! 何かしてもらったら、必ずお礼のメールを返す。
友達ではない人へのメールは、基本的にお願い事です。返信があったら、対応してくれたことに(簡単でいいから)お礼を言うべき。相手は忙しい時間を割いて、あなたに対応してくれたのだから。
自分の用件が済んだら終わり、はとても失礼です。お礼を言わないと、してもらって当たり前という傲慢な態度を想起させ、結果としてあなたの評価が下がります。気をつけましょう。

(7) ありがちで気をつけてほしいこと
友達でない人に「お疲れ様です」を使うのはやめましょう。「お疲れ様です」は挨拶ではありません。メールでも、口頭でも、やめておきましょう。メールは自己紹介から始めてOK。名乗る前に何か書きたかったら、「いつもお世話になっております」を入れる。

メールで絵文字や「!」等も避けましょう。カジュアルな印象(悪くいうと馴れ馴れしい印象)を与えます。親しくなったらいいかもですが、最初は慎重に。

 補足

メールの書き方は、いろんなサイト(や本)でも解説されています。検索して、いくつかバージョンを見ておくとよいでしょう。

この本にも「社会人メールABC」という章があります。