あいざわのブログ

学生向け記事と備忘録。

大学での勉強ハウツー本:話す・書く・考える

大学一年生向けに紹介した本をまとめました。一年生だけでなく、話す・書く・考える能力を高めたい人へ。

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大学での勉強にもハウツーがあります。大学が何をする場所なのかを早めに知ることが、実り多き四年間への近道です。以下の本を読んで、大学での勉強・生活の仕方を知りましょう。

 

まずはこの本を読んでみましょう。

筒井美紀『大学選びより100倍大切なこと』

大学選びより一〇〇倍大切なこと

大学選びより一〇〇倍大切なこと

  • 作者:筒井 美紀
  • 発売日: 2014/03/01
  • メディア: 単行本
 

大学で学ぶ心構えや態度、さらにはノートの取り方など具体的な勉強テクニックまで書かれた、非常に実践的な大学入門。「わかんない」「つまんない」と言って過ごすにはあまりに長い四年間。ちょっとしたヒントで過ごし方は変えられる。まずは本書を読んで、頭を受験生モードから大学生モードに切り替えよう。

 

以下では「話す」「書く」「考える」という三つのテーマごとに、大学での勉強に役立つハウツー本を紹介します。

 

【話す】
福田健『【図解】聞く力 話す力がたちまち身につく40の技術』

【図解】聞く力 話す力がたちまち身につく40の技術

【図解】聞く力 話す力がたちまち身につく40の技術

  • 作者:福田 健
  • 発売日: 2013/03/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 コミュニケーションにおける「聞く力」の重要性を解説し、その力を伸ばすにはどうすればよいかを実践的に示す本。話すのが苦手な人は、まずは聞く態度を変えることを意識してみよう。

 

山本昭生『論理的に話す技術 相手にわかりやすく説明するための極意』

 タイトルどおり「論理的に話す技術 相手にわかりやすく説明するための極意」がぎゅっと詰まった一冊。授業内でのプレゼンから就活の面接まで応用できます。

 

下地寛也『コクヨ式 1分間で伝わる話し方』

 企業研修で教えられているノウハウをまとめた本。授業内でのプレゼンから就活の面接まで応用できる、基本がつまっています。

 

向後千春『自己表現力の教室』

自己表現力の教室

自己表現力の教室

 

 「話し方」と「書き方」の基本を学ぶための教科書。訓練すれば、自分を上手に伝えられます。

 

【書く】
向後千春『200字の法則 伝わる文章を書く技術』

200字の法則 伝わる文章を書く技術

200字の法則 伝わる文章を書く技術

  • 作者:向後 千春
  • 発売日: 2014/05/20
  • メディア: 単行本
 

 文章には、目的と型があることをわかりやすく示した本。型にあてはめれば、誰でも目的にあった文章を書けるようになります。

 

戸田山和久他『はじめよう、ロジカルライティング』

はじめよう、ロジカル・ライティング

はじめよう、ロジカル・ライティング

 

 論理的な文章を書くための教科書。論理的ってどういうこと?という基本的なところから丁寧に説明してくれます。読むだけでなく、練習問題を自分でやってみることが大事。一冊やりとおせば、論理的な文章が書けるようになるだけでなく、他人の文章のおかしな部分を指摘する突っ込み力(批判力)も身に付きます。

 

戸田山和久『新版 論文の教室―レポートから卒論まで』

 レポート課題が出たら、これを読みましょう。レポートとは何かを知らねば、レポートを書けるはずがない。レポートとは何か予備知識を仕入れてから取り組むべし。

 

【考える】

福澤一吉『議論のレッスン』

新版 議論のレッスン (NHK出版新書)

新版 議論のレッスン (NHK出版新書)

 

 論理的に思考し、語る方法を勉強するための入門書。

 

野矢茂樹『新版 論理トレーニング』

新版 論理トレーニング (哲学教科書シリーズ)

新版 論理トレーニング (哲学教科書シリーズ)

  • 作者:野矢 茂樹
  • 発売日: 2006/11/01
  • メディア: 単行本
 

論理的思考についての最良の教科書。紙と鉛筆を持って、練習問題を解きつつ進みましょう。難しい時もある(私も間違います)。だけど、手を動かして考えることで、視点の取り方がじわじわわかる。最後の二章は、質問の仕方、論文の書き方のコンパクトな解説になっている。

 

戸田山和久『「科学的思考」のレッスン―学校で教えてくれないサイエンス』

「科学的」に考えるとはどういうことかを学ぶ本であり、優れた科学哲学入門でもある。