あいざわのブログ

学生向け記事と備忘録。

動物倫理 参考文献:

伊勢田哲治、なつたか『マンガで学ぶ動物倫理』化学同人、2015年

手軽に読め、かつ内容充実のこちらをまずはお勧めします。

 

太田匡彦『犬を殺すのは誰か ペット流通の闇』朝日文庫、2013年

授業では扱わなかったペットの殺処分の問題を取り上げたルポタージュ。少し古いが、問題を知る手がかりにしてほしい。

児玉聡『実践・倫理学勁草書房、2020年

第6章「ベジタリアニズム」が参考になります。

 

枝廣淳子『アニマルウェルフェアとは何か 倫理的消費と食の安全』岩波書店、2018年

授業で扱ったアニマルウェルフェア(動物福祉)に特化した入門書。薄いので手軽に読めます。

 

本橋成一『うちは精肉店農山漁村文化協会、2013年

私たちが食べるお肉がどうやって出来上がっているのかを文と写真で知ることができる。

 

森達也いのちの食べかたイーストプレス、2011年

タイトル通り、「いのちを食べかた」を様々な角度から掘り下げる本。

 

【 映像作品】

ニコラウス・ゲイハルター『いのちの食べ方』

主にヨーロッパの畜産・精肉のあり方に取材したドキュメンタリー。お肉以外にも、食べ物全般がどういう風に作られているかがクールな映像で示される。

 

リチャード・リンクレイター『ファーストフードネーション

こちらはフィクション作品。私たちの食べ物の由来を辿ると、食の問題だけでなく労働や格差の問題も見えていることを示した作品。とても面白い映画なので、見てほしい。