徳倫理に関する本
私も学生時代に読んだ本です。
いろんな出版社から翻訳が出ています。読みやすいものを手にとってみては。
・フィリッパ・フット『人間にとって善とは何か』
徳倫理に関する本
私も学生時代に読んだ本です。
いろんな出版社から翻訳が出ています。読みやすいものを手にとってみては。
・フィリッパ・フット『人間にとって善とは何か』
フランス語を学ぶ人のために
フランス語学習者向けのお勧め本です。語学の本ではなく、フランスの社会、文化を知る本を集めました。いずれも東経大の図書館にあります。
・小田中直樹『フランス七つの謎』
日本に暮らし慣れている人が、フランスに抱くであろう七つの疑問からフランス社会を紐解く。
・小田中直樹『フランス現代史』
20世紀フランスの歴史をコンパクトにまとめた本。情報量が多いため、ちょっと難しめ。
古代ローマから現代まで、フランスの歴史をたどる本。読むと、見通しが良くなります。
・『現代フランス社会を知るための62章』
62の小さな章からフランスの今を解説した本。社会問題に興味のある人にお勧め。
・坂本尚志『バカロレア幸福論』
フランスの高校卒業資格試験「バカロレア」の仕組みを紹介しつつ、バカロレアの哲学の問題を元に幸福について考える一冊。哲学に興味のある人に。
・プラド夏樹『フランス人の性』
フランス人の恋愛・性愛のあり方を、現地在住日本人が解説した本。読むと色々びっくりします。
2020年度倫理学b 参考文献:倫理学の教科書
J. レイチェルズ『現実をみつめる道徳哲学』
私の授業のネタ本です。授業の内容をおさらいしたい人に。
ジュリアン・バジーニ『100の思考実験』
考えることが好きな人に。様々な思考実験とその解説が収録されています。
児玉聡『実践・倫理学』
現実の具体的な問題から倫理について考えたい人はこちらがおすすめ。倫理学aの内容に近いです。
・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』
倫理学入門・現代政治哲学入門として。
難しめ。倫理学を本気で深めたい人向け。頑張って読めば、現代の倫理学の概要が一通り学べます。
赤林朗編『入門・医療倫理II』
医療倫理と銘打たれていますが、倫理学理論を紹介する教科書です。難しめ。
夏休みに読んで面白かった本 2020
今日から二期開始。夏休みはあっという間だったけれど、充実していた。面白い本も読めた。ゼミ生に夏の読書報告をするように言っているので、私もレポ。
小川さやか『 チョンキンマンションのボスは知っている』
多様な経験観察を明快に分析。ビジネスとは根本的にはどのようなものかが見えてとても面白い。信頼の欠如によって信頼ビジネス・システムが成り立つという指摘が腑に落ちる。「ついでに」というあり方にハッとする。すごく勢いのある人々の話を読むだけで単純に面白く快感なのでおすすめ。
秋山晋吾『姦通裁判 ―18世紀トランシルヴァニアの村の世界ー』
めちゃめちゃ面白くて一気読みしてしまった。田舎の「三角関係」をめぐる裁判記録から人々の生活を再構成するスリリングな作業。著者偉すぎ。手軽に読める素晴らしい社会史入門だと思う。
論文からの逃避で読み始めたのだが、こんなに優れた研究を前にして私が論文を書く意味って...とダウナーに。
28の視点(結婚、死、老後、教育等)から古代ローマの生活と世界観を描き出す。生活描写そのものも面白いが、Lifeを切り取るためにはこういう点に着目すればいいんだってわかるのが新鮮だった。良書。おすすめ。
シリーズ「世界哲学史」1~8
気になった巻・章をつまみ読み。古代〜中世は知らないことばかりでとても楽しい。書き手の書きぶりを読み較べるのも面白い。
ヴィリエ・ド・リラダン『未来のイブ』
新訳が読みやすい。これ、ゲラゲラ笑いながら読む本だと思う。
詫摩佳代『人類と病-国際政治から見る感染症と健康格差』
感染症と人類の歴史をコンパクトに見通せる。倫理学的には第4章「生活習慣病対策の難しさ」、第5章「『健康への権利』をめぐる闘い」が特に大事。公衆衛生倫理授業のおすすめ文献リストに入れます。