あいざわのブログ

学生向け記事と備忘録。

フランス文学おすすめリスト 2020

フランス語初級で紹介した文学リスト(+@)。文学に強くない私でも楽しく読めたものを集めています。

 

ヴォルテールカンディード

めまいがする読書体験をどうぞ。大好きです。

カンディード 他五篇 (岩波文庫)

カンディード 他五篇 (岩波文庫)

 

 

ヴィリエ・ド・リラダン未来のイヴ 

さすが新訳文庫、とにかく読みやすい。ユーモアと皮肉が効いていて、笑っちゃうところも。全編面白く読んだが、ミソジニー小説であることは間違いない。そこも含めて読み解きたい。

 

フロベールボヴァリー夫人

やっぱり普通にものすごく面白い。芳川訳、新潮文庫が新しくて読みやすいと思います。

ボヴァリー夫人 (新潮文庫)

ボヴァリー夫人 (新潮文庫)

 

 

エミール・ゾラ『獲物の分け前』

これを読んで私は、自分がどういう恋愛小説が好きなのかがわかりました。 

 

ミラン・クンデラ『ジャックとその主人』

 ディドロを読むのが大変な人はまずこちらを(自分がそうだった)。

ジャックとその主人

ジャックとその主人

 

今はディドロも新訳が出ています。私が学生の頃は河出の分厚い『世界の文学』みたいなので読んだ。

 挿入話を映画化したこちらも傑作。

 

カミュ『ペスト』

今、この状況だからこそ味わえる小説。この本をテーマに『週間読書人』で対談させていただきました。

ペスト(新潮文庫)

ペスト(新潮文庫)